僕の音楽人生を振り返る上で、これだけは外せない機材。
それがRolandのVS-880である。
高校1年生の秋にテープのMTRを買った。
まあ正確には「買ってもらった」が正しいよな(笑)。
冷静に考えたら当時でも9万円くらいしたから、結構贅沢なおねだりだったなと思う。
でも、当時はそのMTRはほとんど使いこなせてなかった。
本格的に使い出したのは、大学に入ってからかな。
で、4トラックで何の不満もなく使ってた。
「レコーディングは外のスタジオでやるもの」って思ってたから。
そこに登場したのがこのVS-880である。
もう衝撃的なスペックだった。
広告を見た瞬間に「これ買う」って決めてた。
手元に金全然なかったのに(笑)。
で、大学卒業時に、それまで住んでた部屋を出ることに。
そこで保証金が返金された。
本来なら親に返すべきなのだが…。
そのお金を握りしめて心斎橋の楽器屋に向かったのはいまでも覚えてる(笑)。
エフェクトも内蔵されてて、8トラック同時再生で…。
そして「バーチャルトラック」って概念があり、かなりのテイク数が録れて…。
その後のバージョンアップでCD-Rが作成できるようになったのがまたデカかった。
この1台が間違いなく僕の音楽人生を作ったし…。
変えたとも言える。
めちゃ時間があるときに、データを全部Macに取り込んでおきたいんだけどね。
同期させて2トラずつ録音は結構キツイ(笑)。