高校2年の時に宅録を始めたんですけど…。
ギターとかベースをアンプを鳴らして録ったことがほとんどないです。
ある一定の機材を買い揃えて、自宅を「スタジオ」と呼び出してからも…。
アンプ録りはほとんどやってないですね。
ってか、回数本当に数えられる。
片手で足りる。
ってか、指余る(笑)。
一応ギタリストなんで、それ関連の機材は沢山もってたんですよ。
で、自分のバンドのレコーディングでは、それらを使ってラインで録音。
エフェクターの中にシミュレーターもあったし…。
特にRolandのVSシリーズのアンプシミュレーターを多用していました。
ただ、僕が依頼を受けたバンドなどは、その方式ではちょっとなぁ…と思っていたわけですよ。
そんな中、ツレがPODなる赤いモノを持って来たんですよね。
最初試した時は「なんだこの音は」とか思ってたんですよ。
しかし、弾くにつれて…。
「これ、もしかしたらスゴくない?」ってな感じに変化したわけですよ。
で、大きなローンを組む時に、ラックタイプのPODをギターとベース用両方購入。
弦楽器のレコーディングは基本、全部それでやってましたね。
で、地元に戻ってからも、それらの機材でレコーディングやってたんですけど…。
やっぱり不満が出るようになったんですよね。
自分自身も不満だったし、バンド側も不満って感じでした。
しかし、そこらへんのことは解決できずに…。
僕も音楽以外のことに時間を大きく割くようになってました。
で、去年くらいからまた本格的に、録音環境を作り直す中で…。
「これってどうなんだろう?」って考えて、購入したのがKemperでした。
到着して、弾いてみたときに衝撃が走りましたね。
「アンプやん」って感じ。
音の良さもしびれましたが、弾いた時の感触というかレスポンスがまさにアンプ。
この時からPODはラックを塞ぐ蓋と化しました(笑)。
で、そのまま去年はレコーディングをこなしてたんですけど…。
今年になって、「もう一つのアレ気になるな…」って思いが強くなってたんですよ。
そして、勢いに任せて購入。
FRACTAL AUDIO SYSTEMS Axe-FxⅢですね。
結構清水の舞台からでしたよ。
値段が値段なんでね(笑)。
で、届いて、弾いてみたわけですよ。
これがね、感動がKemperほど無かったんですよ。
「えっ、これが〇〇万?」って感じ(笑)。
クリーンとかクランチとかは「エエ感じ」だったんですけど…。
それでも「コレで〇〇万?」という思いはそれほど変わりませんでした(笑)。
ただ、エディターで設定を追い込んでいくと…。
「おっ!!」ってなりましたね。
プリセットだけだと、本当にこのマシンの良さは理解できないと思います。
そして、本体だけで操作をしようとしてはいけません(笑)。
で、タイトルで「アンプシミュレーター」と書きましたが…。
この2台は「シミュレーター」ではないですね。
僕的には…。
「Kemper=ギターアンプ」で「Axe-FxⅢ=マルチエフェクター」って感じですかね。
基本の音をKemperで作って、Axe-FxⅢでエフェクト処理ってのが一番理想かもしれないですね。
かなり贅沢な使い方ですけど(笑)。
で、どちらも良さがあって、優劣はつけれませんね。
ただ、ウチのスタジオに来る人間の評価としては…。
ボーカルやりながらギターを弾く、つまりバッキング担当にはKemperが人気。
で、リードギターを弾く人間にはAxe-FxⅢが人気ですね。
もちろんアンプ録りを否定する気は無いですし、Kemperもあるのでプロファイリングやってみたいなと思っています。
Axe-FxⅢの音をKemperでプロファイリングってのを一度やってみたいと思ってるんですけどね。
なんかバカみたいな気もするんですよね(笑)。
自分的にはコレらの機材に加えて、マイク録りも出来るようにして…。
曲に合わせて選択できるようにしたいなと思っています。
しかし、最近「ベース関連」のこういう機材って出て無いですよね。
確かにKemperもAxe-FxⅢもベース対応なんですけどね。
まあベースの場合はラインで押さえておいて、あとで処理ってのが一番なのかな。
僕的にはあまりアンプ録りをする意味合いを感じないんですよね。
ってか、アンプ録りするにしても、ラインは絶対押さえておきますしね。
で、使うのは結局ラインの音だったりすると(笑)。
しかし、なんにせよ昔から考えたらすごい時代になったなと。
で、一度行ってみたいんですよね。
コレらを作っている会社に。
だって、そこには本物のアンプが揃っているわけですよね。
いや、見てみたいし、弾いてみたいですよ。
なんやかんやいって、ギタリストはね…。
アンプ好きだし、できたらズラーっと並べたいんですよね自宅に(笑)。